Breadroom    

~パン教室兼おうちパン作り研究室~

食パン食べ比べ(おまけ)

 

どーも!パンブロガー福介です ヾ(・_・;

 

今回は、食パン食べ比べのおまけです。

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上が本仕込み 左ふんわり食パン 右超熟

改めて。

比較している食パンは、「フジパン本仕込み」「ヤマザキふんわり食パン」「パスコ超熟」の3点です。

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生食の比較は済んだので、今回はトーストしてからの比較。

 

トースターが小さく、また複数枚でトーストすると焼きムラが生じることが懸念されるため、1枚づつトーストしました。

焼成時間は統一。

それと熱の当たり方もなるべく揃えたかったので、トースターに入れる、あみの上の位置もできるだけ統一。

 

そしてこんな結果でした。

もう一回。

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今回の比較では、オーブンをあらかじめしっかり熱してから、最初の1枚をトーストし始めました。

この予熱なんですが、今回の条件を統一するとかいう面倒くさい話とは別に、食事でトーストするときも予熱は超大事。

 

話それますが、家で食パンをトーストする時って、予熱せずにいきなり食パンをトースターに入れて、ダイヤルを回すみたいな人がほとんどだと思うんですけど(自分もそうでした。今でも結構やっちゃってますね。だって面倒くさいんだもん。)、これはあまりよろしくないですよね。

トースター内が20℃の状態と120℃の状態とでは、トーストした食パンの焼き上がりはだいぶ違うものになります。

 

食パンの焼き上がりの目安って焼き色ですよね。

焦げる直前までしっかりトーストするのが好きな人や、ほんのちょっと焼き色がつけばもう食べ時みたいな人とか好みによって分かれると思いますが、要は焼き色が判断基準だと思うんです。

それで、トースター内が20℃のトースターと120℃のトースターではどちらが早く焼きあがるかというと120℃の方ですよね。

20℃スタートのトースターでも時間はかかるけど、好みの焼き色まで待てばいいだけな気もするんですが、実際はそうではないんです。

端的に言うと時間がかかればかかるほどパンの水分が飛んで行ってしまうんですね。

つまり硬くなっちゃう。

 

そもそもなぜトーストが美味しくなるかというとと、加熱することによって、表面のメイラード反応、カラメル反応、そして生地中のデンプンの再糊化(アルファ化)という化学反応が起こっているからです。

パンの話というか化学の話になっちゃうので、あれなんですが簡単に言うと、トーストすることによって、焼き色がついて美味しい風味が出てきて、表面はカリッとして、内部はフワッと柔らかくなります。

 

当たりじゃんて感じですが、焦げたらパンが硬いのはすぐ分かるんですが、焼き色で判断すると、どうしてもスタートのトースターの温度が低いと焼成時間が長くなり、せっかく再糊化してふんわりしっとりしたクラムがどんどん硬くなっていくんですよね。

 

そんなわけで予熱は大切です!

それが言いたかっただけです。

多少理由は違いますが、「パンを作る時は、オーブンはしっかり予熱をして下さい」とどんなパンのレシピにも必ず書いてありますよね。

 

で、話を戻しますが、食べ比べトーストバージョンです。

 

写真左下のヤマザキふんわり食パンが一番焼き色が付いています。

一番甘味が強い食パンだったので(結構ダントツで)やはり生地中の糖分が最も高いです。

納得ですね。

 香りも一番甘い香りが漂いました。

食感は3種類の中で一番歯切れがよくサックリしてます。

これは残り2種類と比べると、特徴があって分かりやすい。

 

問題は、フジパン本仕込とパスコ超熟。

違いはしっかりあるんですが、2種類並べて食べ比べて分かるレベルのような気がします。

味覚とか口の感覚が鋭い人は単体でも「これはこうだ!」って言えるのかなぁ。

自分はパンブロガー名乗っている以上、パンの消費量には少し自信あるんですけどねー。

 

で、残り2種類の違いですが、香り、風味の違いは生食の時よりも差は縮まっているように感じました。

トースト前の方が違いははっきりしていましたね。

ただトーストすることによって違いがはっきりしたのが食感でした。

 

2種類とも「表面サクッと、中はふんわりもっちり」という聞き飽きたパンの美味しさの表現そのままです。

両方美味しい。

ただ歯切れのよさと生地内部のしっとり感(というかもっちり感といっていいのかわかりませんが水分量みたいなところ)が、パスコ超熟の方が強かったですねー。

 

個人の好みがあって然るべき部分なのでどっちがいいという訳ではありませんが、一般的に言われる日本人の好みでいうと、やはり超熟なのかなーという感じでした。

 

この部分はまんま製法の違いが出ているのかなぁと、思います。

日本人の口にはやっぱり湯種(もしくは湯捏ね)製法が一番合うんでしょうね。

 

おまけのおまけ。 

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 食パンも大きく分けると、プルマン型と山型に2分できますが、こちらは山型食パンの写真です。

ケースに入れて焼くところは一緒ですが蓋をしているかしていないかが一番大きい差です。(製法とか成形とかも結構違いますが)

食感にダイレクトに影響してきます。

 

個人的には山型食パンの方が好きです。

どうでもいいですね。

 

それではー( ̄ー ̄)ノ

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