どーも!パンブロガー福介です ヾ(・_・;
ファミマさんが開催していたパンイベントの結果が発表されましたね!
11月から12月にかけて開催されていた「パンメーカー対抗うまいパン決定戦」。
ホールセールベーカリー9社が参加した、消費者参加型イベントでした。
全国を5ブロックに分けて各地区で、売り上げナンバー1を競う大会。
5地区のうち3地区ではヤマザキさんの「白いメロンパン」が優勝。
ヤマザキさんは、優勝候補筆頭でしたが全国制覇ならず。
そして残りの2地区では神戸屋さんの「まるでりんご」が優勝だそうです。
地区によって並ぶアイテムが異なり(メーカーさんの規模や販路を考慮してのことだと思います)、自分は幸運にも5種類発売された関東地区だったので、とても楽しませて頂いた感じですねー。
関東地区の優勝は「まるでりんご」でした。
5種類全てレビューた結果、やっぱりヤマザキさんが優勝するだろうと思ってました。神戸屋さんの大健闘にちょっとびっくり。
関東地区での他3種類はこちら。
個人的にはパスコさんの「クランベリー&チーズクリームパン」が好きでした。
クランベリーがジューシーで、酸味もある甘さで、そこにクリームチーズですから当然のように美味しい。
パン生地もモッチリ感を前面に出してくる生地でクランベリーとの相性も抜群でした。
ただ世間のマジョリティはヤマザキの「白いメロンパン」だろうなという感じでした。
「白いメロンパン」はちょっと新しい感じのメロンパンでしたし、とても美味しかったです。
いい意味で分かりやすい美味しさとでもいいますか。
「まるでリンゴ」はプレザーブは酸味が効いていてとても美味しかったんですが、パイ生地がパイではなくてほぼパンだったのでちょっとどうかなぁと。
柔らかくてフニャっとしていたので、パイとしての食感がなかったのでダメかなぁと思っておりました。
失礼しました。
ここからは勝手な分析と考察。
なぜ関東地区で、他のライバルを押しのけて「まるでりんご」が優勝したのか?
商品ごとに見ていきます。
①ヤマザキ「白いメロンパン」
最大手のメーカーさんですし、分かりやすく人気があるメロンパンをチョイスしたことでもう優勝が見えていた感じでした。
商品も手がかかっていて、メロンパンの生地自体も美味しい工夫がありましたし、中にメロンクリームとホイップクリームをサンドするという力業。
パッケージにはしっかりとイメージ図をつける念のいれよう。
勝手な想像ですけど、自信あったと思いますよ。
ヤマザキさん。
実際美味しかったし。
マイナス面としては、個性を出しづらいメロンパンのルックスを頑張って、「白」にした点でしょうか。
通常のメロンパンの黄色がかった焼き色の方が食欲をそそるし、見た目も美味しそうだと思うんですよね。
「白いメロンパン」というネーミングはインパクトありますし、通常のメロンパンとの差別化という点では素敵なんですけど、見た目がいまいち美味しそうではない気がしました。
そして、美味しいんですけどそんなに何回も食べたくはならない気がします。
期間が3週間弱くらいありましたが、リピートのお客さんがあまりいなかったんじゃないかなぁ。
②神戸屋「まるでりんご」
可愛らしいルックスがまず目立ちます。
りんごの形してますもんね。
これは手にとってみたくなるフォルムです。
さらに可愛らしいフォルムの中にたくさんのプレザーブ。
そしてそのプレザーブは紅玉とフジの2種類のりんごを使用している。
なんか魅力的ですよね。
実際食べてみるとプレザーブの存在感がしっかりしてました。
そしてレモンジュースが使われているんですが、結構酸味を感じてクセになる感じ。
また食べようかなぁと思わせる商品です。
マイナス面としては、生地が柔らかすぎる点。
パン生地は折り込み生地でしたが食感はほぼパン。
フニャっとしていたので、自分はこれはないかなぁと思ったんですが、逆にこの食感がよかったのか?
パイ、折り込み生地のサクっと気味の食感を求めちゃうとだめですね。
③伊藤パン「洋梨キャラメルデニッシュ」
好きな人は好きですが洋梨では一番は取れない気がします。
洋梨とキャラメルを合わせている点は珍しいですし、実際美味しかったんですが、形もなんかいまいちで、アイシングが逆効果な感じでした。
洋梨もゴロっとしてましたが、ちょっと量が少なめな印象です。
④パスコ「クランベリー&チーズクリームパン」
5種類の中では個人的にはダントツで好きでした。
クランベリーの蜜漬けを使用していましたが、クランベリーがとてもジューシーな感じで、新しい食感。
チーズとの相性もよくて、なんで優勝じゃないんだ!くらいな美味しさでした。
マイナスはもちっとした、ジューシーな食感重視の焼成のため、焼き色が白くてパン生地の風味が弱すぎる点。
クランベリーとチーズが補って余りあるくらいだと個人的には思いましたが、焼きはだいぶ甘かったです。
あと見た目は、他の商品と比べちゃうとね。
明らかにちょっと微妙。
クランベリーの赤がちょっと出てうすいピンクできれいはきれいですが、うーんて感じでした。
⑤フジパン「ピザパン」
ほんとごめんなさい。
もうこれは優勝できないでしょ。
しょっぱい系にフルーツ入れちゃだめっすよ。
酢豚のパイナップル的な運用はどうかと思います。
食べると案外悪くなかったんですけど、まぁちょっとね。
こんな感じで、まぁヤマザキさんと神戸屋さんが本命な感じでしたよね。
そして戦いの場がコンビニだということが大きかったかなぁと。
スーパーとは違い、ファミリーでコンビニに訪れるお客さんは少ないはず。
子供が食べたがって買うというパターンはあまりないでしょう。
その点で、子供が好きなパンの代表ともいえるメロンパンのアドバンテージはあまりありません。
加えてリピート率。
この対抗戦は3週間弱の期間で設定されていたんですが、もう一回食べたいとお客さんに思わせることができたのが「まるでりんご」だったのかなぁと思います。
「白いメロンパン」はちょっと甘過ぎる感もあるので、さっぱり食べられるという点でも「まるでりんご」が強かったのかなぁと思います。
そんなこと言っても、5地区中3地区で優勝しているヤマザキさんはさすがですけどね。
とにかく面白かったです。
またやってくれないかなぁ。
それでは♪( ̄▽ ̄)ノ"