Breadroom    

~パン教室兼おうちパン作り研究室~

ベーコンとチーズの塩バターパン

 

どーも!パンブロガー福介です ヾ(・_・;

 

今回はファミマさんの「ベーコンとチーズの塩バターパン」¥128 です。

 

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いわゆる塩パンなルックスしてますね。

 

今ではだいぶスタンダードになりましたね。

10年くらい前にはこんな商品見たことありませんでした

ここ数年で一気にメジャーなパンになった塩パン。

 

セミハード系の生地に中にバターを絞るというかのせる。

それをクロワッサンやバターロールのようにくるくると巻く。

そこに塩をふりかけて焼く。

 

爆発的ヒット商品でした。

今も売れ筋商品として多くのパン屋さんで見かけますよね。

 

発祥は愛媛県にあるパン屋さん「パン・メゾン」さんです。

凄いです。

 

ここまで爆発的人気を博した要因を、福介的ではありますが勝手に分析しますと

 

1.香りが良い

生地に練りこんだバターだとどうしても香りはしますが弱い。

香りを際立たせるためには相当量を使用する必要があります。

塩パンは基本的にバターは生地に練りこまないで成形時に絞ったり、乗せたりするため、香りが出やすい。

バターの焼けた香りはほんとに食欲をそそりますよね。

 

2.塩気

「パン」と聞いて大体の人が連想するパンは菓子パンです。

もしくは食パンでしょうか。

子供だったら、メロンパンやクリームパン。

大人でも、アンパンや食パンではないでしょうか。

「パン」と聞いて最初に「ミッシュブロート」が出てくる人がいたら正直ちょっと気持ち悪いですよね。

つまり甘いパンを連想する人がほとんどだと思います。

なぜならしょっぱいパンはあまりないからです。

 

ソーセージパンやカレーパンがあるじゃないかって話に当然なりますよね。

ソーセージパンは「惣菜パン」なので主役はソーセージ。

パン生地だけ食べるとだいぶ甘味を感じるはずです。

カレーパンは「焼きカレーパン」より一般的に認知されているのは「揚げカレーパン」なので食感は「ドーナツ」の分類。

パンの食感はふんわり、もっちりなのでやや違います。

 

そんな環境なので塩パンはしょっぱいパン代表として君臨できるわけですね。

 

3.価格

塩パンて安いと感じませんか?

先述した塩パン発祥のベーカリー「パン・メゾン」さんでは¥77(2016年時)。

現在もどこのパン屋さんでも¥100くらいだと思います。

パンは原価(原材料費)が低い食品として有名です。

販売価格(売値)の15~25%くらいが相場でしょうか。

¥200のパンがあったら原価は¥30~50くらいですかね。

もちろんそこに、人件費、光熱費、家賃などさしひいて利益が出るので原価50%とかだったら多分だれもパン屋やりません。

 

そして原価をあげる原因はクリームであったり、ソーセージだったりです。

高価なソーセージ使用したらソーセージだけで原価30%くらい平気で行ってしまいます。

なにが言いたいかというと塩パンは原価がとても低い商品ということですね。

クリームもソーセージも使ってないからです。

原価はほぼパン生地の値段だけなので販売価格も低く抑えられます。

お店によって原価率の設定は、ある程度決めていますがどこのお店も塩パンの原価率は10%切るくらいだと思います。

安いと複数買ってくれたり、「しょっぱいパンもほしいよね」需要にもマッチしてプラスワンで買っていただけます。

 

4.ネーミングセンス

これほんと大事で、商品名てほんとに難しいんです。

超有名店の超有名シェフが作りました!みたいな前情報があればなんかよく分からない名前つけても、だいじょうぶなことは多々ありますが。

基本そうじゃないお店のほうが圧倒的に多いわけで。

長すぎてもよくないし、商品の情報をお客さんにしっかり伝えないといけないし。

 

パン屋さんに行くと、プライスカードとともにポップがたくさん商品のとなりに貼ってあったりしますよね。

作り手の思いが強いほどポップの文章が長くなる傾向があります。

当たり前の現象ではありますが、「パン大好き!」なお客さんは全部読んでくれるでしょう。

でも「なんか書いてあるけど長くて読む気しない。」てお客さんもたくさんいるわけで。

難しいところではありますが、商品名がばしっときまっているのがベストです。

(全然関係ありませんがパン業界内にはこのポップの大会なんかもあります。それだけ

難しくて大変なのですが)

 

し・お・ぱ・ん

ですよ?4文字。

これきいて「あぁ、このパン甘いんだ」と思う人は120%いません。

バターに触れていないんですが一番伝えたいところはばっちり伝えられていますよね。

素晴らしいと思います。

 

他にも要因はありますが、とりあえずここまでで。

 

レビューしなきゃ (゚Д゚;)

 

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シンプルイズベスト

 

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断面(内相)です。

だいぶふわっとした生地です。

大きな空洞がありますね。

これは中のバターやベーコンから出た水蒸気の働きで穴が開いたようになります。

Vapor actionとよばれるもので、パイだったりペストリーのザクザク、サクサクな食感はこの働きによって生み出されます。

蒸気が生地を押し上げている感じですね。

アンパンやクリームパンの空洞も同じ感じです。

 

いただきますか φ(^▽^*)♪

 

生地はいたってシンプル。

塩パンも様々なスタイルがありますが、こちらは表面に塩を振っていません。

バターも塗ってませんしタマゴを塗っているタイプでもない。

いたってシンプルです。

生地はふわっとしてますが、しっかりひきがあって食べ応えがあります。

チーズがけっこうたくさん入ってます。

まろやかな感じ。

そこにバターの風味がばしっときますね。

バターの塩っけとベーコンの塩っけでしょっぱいまでは行きませんが、塩分をしっかり感じます。

ダイスのベーコンも多すぎず少なすぎずちょうどいい量ですかね。

食べやすい塩パンではないでしょうか。

 

以上!282kcal

 

それではまた明日~( ̄ー ̄)ノ

 

 

 

 

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